フジテレビのクイズ番組

フジテレビは数多くのバラエティ番組を製作してきましたが、
中でも人気が高く視聴率を多く稼いでいたのは、ゴールデンタイムのクイズ番組です。
クイズ番組が一躍流行したのは2000年台初頭からのことで、
フジテレビの「クイズヘキサゴン」を火付け役とし、以後他のキー局が同じような番組を
製作する中にあって、常にトップの視聴率番組を製作しつづけてきました。
フジテレビの人気クイズ番組であった「クイズヘキサゴン」や日テレ「Qさま!!」などは
2006年から大流行したニンテンドーDSとのタイアップにより、
番組で使用された問題をゲームとして楽しむことができるようになっています。

クイズ番組はバラエティの分野の中でもかなりメジャーなものですが、
実はテレビで人気が急騰し始めた1980年台のころからこれまで、細かく流行が変遷してきています。
例えば、日本のクイズ番組として社会現象にまで発展したことで有名なアメリカ横断ウルトラクイズ
(日テレ)では、一般視聴者が参加することでより難しい問題を早く解くかということが
競われていましたが、やがてこうした賞金を求めて一般の人が参加する形から、
タレントが回答者となる形式に変化していきました。
タレント参加型のクイズとしても、視聴者参加型に近いかなり専門的で難しい問題が
出題されるタイプのものと、比較的楽に解くことのできるバラエティ色の強いタイプとがあります。
難易度の高いタイプのクイズの場合、司会者となるのはアナウンサー出身者や学識経験者タレントなど、
おとなしくまとめるタイプになりますが、反対のバラエティクイズになると、
司会者そのもののトークを番組の一部とするため、
ビッグ3をはじめとした話術のたくみなタイプが起用されています。

中でも注目なのがフジテレビの超人気クイズバラエティーの「平成教育委員会(シリーズ)」で、
こちらは出題される問題にかなり専門的なものを織り交ぜつつ、
ビートたけしを先生役の司会者としてトークの面白さも番組の一部としています。
しかしこうした「問題回答のおもしろさ」と「トークのおもしろさ」の両方を均等に配分したタイプの
クイズ番組は非常にめずらしく、ほとんどのクイズ番組はいずれかに特化した内容となっています。

フジテレビと並んで人気クイズ番組を制作してきた日テレでは
「マジカル頭脳パワー」という番組が製作されましたが、
こちらは開始初期の頃は比較的教養系に近いクイズを出題していたものの、
年数をへていくうちにいつのまにか出演者でゲームを行うという
あまりクイズらしくない番組になっていってしまった例となっています。

また、かつては「おバカタレント」と呼ばれていた、
わざと教養の低さを売りにした芸人に難しいクイズを解かせて珍回答を笑うというスタイルも
多く見られていましたが、最近ではそのような「人」を笑うというスタイルが
世間的に受け入れられなくなってきたことで、再び教養系に一周して戻ってきている印象もあります。
同じ教養系でもかつてのスタイルとは少し違い、
チーム制で総合点を競ったりするような、団体戦形式が今の流行といえるでしょう。