ものまね番組の歴史

フジテレビのバラエティ番組の中でも、定期的に放映されては高視聴率を獲得しているのが「ものまね」関連の番組です。
ものまね番組としては「ものまね王座決定戦」や「ものまね紅白歌合戦」などが代表的ですが、他にも関連したさまざまなバージョンのものがこれまで放映されてきました。

最も人気が高かったのは90年代に入ったあたりの頃で、当時「ものまね四天王」と呼ばれていたコロッケ、ビジーフォー、栗田貫一、清水アキラを中心に、数多くのものまねスターがこの時期には活躍していました。
フジテレビでものまねの番組が登場したのは意外に古く、なんと1973年には初めての「第1回オールスターものまね王座決定戦」という番組が火曜ワイドスペシャルの枠で登場しています。
今から40年近くも前のことですから、当時活躍していたメンバーはすっかり入れ替わりをしていることになります。

このものまね王座決定戦は当初から人気の高い番組となっており、以後も同様の番組ができていきましたが、これが大きな変化を遂げたのは1985年にリニューアルして放映された「第1回爆笑!スターものまね王座決定戦」でした。
このリニューアルにより、「ものまね」は一つのお笑いのジャンルとして定着をさせるという方向に向かっていくことになります。

1987年には木村忠寛プロデューサーが就任し、現在までも続くものまねバラエティの基礎を作りあげます。
司会者に所ジョージと柏原郁恵、審査員に淡谷のり子を据えることで、ものまね四天王を中心とした笑いという90年代に続くパターンの大枠を作ったのでした。
これが90年代に入ると大当たりして、ものまね王座決定戦と言いながらも一発芸的な真似や、全く似ていないけれどもかわいいというアイドル枠といった、純粋なモノマネ芸とはちがった笑いをとる方法なども合わさって独特のバラエティ番組として成長していきます。

しかし1992年には番組プロデューサーの木村とものまね四天王でもナンバーワンの実力のコロッケが対立をするようになってしまい、1994年に日本テレビでスタートしたモノマネ番組の方に出演するようになるなど、ものまねはフジテレビのお家芸という立ち位置が崩れてしまうようになりました。
その後ブームが去ったことで27年続いた「ものまね王座決定戦」は2000年で一旦終了ということになってしまいます。

それでも今もものまねというお笑いジャンルは多くの人に愛されており、特番として度々登場しています。