志村の時間

志村けんメインの深夜番組

「志村の時間」は2015年10月から放映が開始された志村けんをメインにした冠番組です。

志村けんの冠番組としては日テレ系列に「天才!志村どうぶつ園」などゴールデンタイムの番組もありますが、この「志村の時間」はあえてトーク主体の深夜番組にしたというところに特徴があります。

番組の製作はフジテレビ系列ということになっていますが、クレジット上では志村けんやその他のドリフターズメンバーが所属しているイザワオフィス扱いということになっていてプロデューサーにも井澤健の名前があります。

設定は架空の喫茶店で店主である志村けんとアルバイト役である丸高愛美が常連客を始めゲストを相手にトークをしていくという構成です。

番組では前半部分では他のレギュラーメンバーである澤部佑や高嶋香帆、橋本マナミを中心にしたコント風に行い、後半部分ではカフェからバーに営業方法を変えてゲストを迎えてのトークをするというふうになっています。

番組の前身になっていたのは「志村座」という2014年4月~2015年9月まで放送されていた深夜枠の番組で、こちらから一部レギュラーを交代させるということで新たにスタートされました。

これまでで一番おもしろい志村けん番組

「志村の時間」よりも以前から「志村座」「志村だヨ!」「志村笑!」といっただいたい同じような設定と構成の番組は存在してきました。

その度にトークやコントの場所を変えて展開をしてきたのですが、その間にはかなり多くのキャスト交代がありました。

現在では若手キャストが中心となっており、若返りをしつつ新鮮な笑いを追求するというやり方でこれまで製作がされています。

そのため1980年代からのドリフターズファンから若手俳優や女性タレントが好きな人まで幅広い年代の人に受け入れられる長寿番組になっています。

足掛け15年くらいはだいたい同じ流れで製作をされている番組なので1回ごとにそれほど目新しさがあるわけでなく、ある意味ドリフターズの時代からあった「マンネリだからこその安定感」がある番組という認識でした。

それが今回のリニューアルから変化があったと言えるのがハライチの澤部佑がレギュラーとして加入したことです。

ハライチの澤部といえば現在テレビ出演番組で10本以上の引き合いを持つ若手芸人の中でもかなりの売れっ子ですが、「志村の時間」でも回を重ねるごとに存在感を示すようになってきています。

最初はなんとなくつけっぱなしにする感じで見ていた視聴者も少しずつ澤部がおもしろいから連続して見るといったふうになってきており、今後の展開にもかなり期待ができます。

若手のツッコミを受ける志村けんがおもしろい

「志村の時間」ではいろいろな見どころがあるのですが、ハライチの澤部が加わって一番おもしろくなったのが29歳と若い澤部から65歳の志村けんがツッコミを受けるという構図です。

志村けんはもともとボケ役としてドリフターズで人気を得てきたタレントですが、大御所という立ち位置になってからは周囲の芸人からそう簡単にツッコミがされにくくなってしまいました。

ですが若手のお笑い芸人との世代交代が進んだことで、いい意味で過去の実績に臆さないツッコミができる人が出てきたというのがこの番組の良さになっているといえます。

もっともそうした若手からのツッコミをうまくいなしているというところもまた志村けんという芸人さんの懐の奥深さということもいえますね。