最終回を迎える長寿番組

2013年のフジテレビのバラエティ番組最大の事件といえば、日本でも数少ない長寿番組である「笑っていいとも」が終了するという発表があったことでした。
このニュースは単に一つの番組が終わるということだけにとどまらず、テレビにおけるバラエティ番組そのものが大きな変革期を迎えていることを示していると言えます。

テレビ業界というとクリエイティブに常に新しいものを追い求めるところといったイメージもありますが、実際にはかなり保守的な内部構造をしている部分が多々あります。
テレビ局や制作会社には戦後から培われてきた人脈は派閥構造があって、なかなか制作スタッフの創意工夫だけで番組作りをしていくことができないところもあるようです。

しかしインターネットがここまで世間的に広く使われるようになり、かつてメディアとして最大の勢力を持っていたテレビがその勢いを失速したことで、そのような保守的な考え方による番組制作が難しくなってきたということがあります。

フジテレビはこれまでの歴史の中で、斬新なバラエティ番組を作ってきたという輝かしい歴史がある局ではありますが、よくよく見てみると黄金期であった90年代から現在まで10年以上も年月が流れているにもかかわらず、その出演者の大半が同じメンバーであるということに気が付きます。

かつては70~90年代にかけてその時期に大人気となった出演者は都度世代交代をしてきたものですが、90年代に大人気となった出演者たちがいまだに第一線にいるというのが現在の状況です。

世代交代ができないほど大人気であったというふうにもとらえることができますが、裏を返せばその黄金期以降に新しい番組作りや体制を作ることができなかったということでもあります。

そんなツケ回しがついに来てしまったのか、2014年からは長く続いてきたフジテレビの看板バラエティ番組の多くが終了を迎えるのではないかとささやかれています。

その第一候補とされているのがとんねるずの「みなさんのおかげでした」です。
「とんねるずのみなさんの~」は名前を少しずつ変えながらも長年に渡って好視聴率を続けてきた番組でしたが、ここ最近は数字の落ち込みが厳しく制作を続けるのが難しいと言われています。

ほかにも「ごきげんよう」「とくダネ!」「スーパーニュース」といったまさかと思われるかつての人気番組も近々終了されるのではないかという噂がまことしやかにささやかれてきています。