いいとも!打ち切りによせて

フジテレビの看板番組と言っても過言ではないほどの人気をほこっていた「笑っていいとも」ですが、
この足袋ついに31年の歴史に幕を閉じるべく2014年3月に正式に終了することが発表されました。

時を同じくして、TBSの同じく昼時の人気番組であった「はなまるマーケット」も同じく3月で終了になるという発表もあり、
今テレビ業界では新旧入れ替えの大変動の時期を迎えているというふうに見ることが出来ます。
なぜこんなにも急に次々と長寿番組が終了になっているかというと、
それは言うまでもなく視聴率がとれなくなってきてしまったという現実があります。
今後も「とんねるずのみなさんのおかげでした」や「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」などといった番組ももしかしたら、
というふうに予想する声が聞こえてきます。

これらの長寿バラエティ番組に共通しているのは、
出演者がかなりネームバリューのある芸能人を起用しているという点で、
番組構成というよりもそれら芸人が登場するということで視聴率を期待するという内容構成になっていたということです。
というと中身がないような言い方に聞こえてしまうかもしれませんが、
それは決して悪い意味ではなく、下手に内容を詰め込むよりも有名芸能人に自由に立ち回らせた方が面白い番組が作れてしまっていたという事情があります。

しかしそうした属人的な番組作りを続けてきたために、出演者のギャラは年々高騰していく傾向になり、
「笑っていいとも」に至っては出演者のタモリさんは1回の出演ごとに約200万円のギャラが発生していたと言われます。
「笑っていいとも」はウイークデイの毎日放送されていましたから、
それを計算していくと1番組だけで年間5億円を超える年収であったという計算になります。

しかしながらインターネットの登場やテレビ以外のメディアが主流になってくるにしたがって
以前までのような爆発的な視聴率が期待できなくなってしまい、スポンサーもつきにくくなりました。
そうなると必然的にギャラの高い芸人を使い続けるというメリットが局側になくなってしまいます。
タモリさん自身はお金に執着があったようではなく、楽しくやりたいという気持ちが先にあったといいます。

そういう意味で長く続いたことにより内容がかなりマンネリ化してきていた「笑っていいとも」は、
局にとっても出演者にとっても終了という英断を下したことは高く評価されるべきことなのかもしれませんね。